個人的に興味がある銘柄の1つに、日本トイザらスがあります。
大株主は、ティーアールユー・インク という米国トイザラスですが、大株主はPEファンドに買われましたが、日本法人はあまり米国の資本政策の影響を受けていないと思います。
この銘柄は、業績が特に悪くもないのに、株価が毎年乱高下します。
原因は、「配当+株主優待」。
配当が1月年1回で、100株あたり3,000円。
株主優待が、1月と7月の年2回で100株あたり3,000円。
株価は、年初来高値1,888円、年初来安値1,390円なので、仮に年初来安値1,390円で購入した場合は、
1年間の利回り=9,000/139,000=6.5%
と長期保有を前提とすればそれほど悪い利回りとは言えません。
ただし、ここにこの銘柄の特徴があると思います。
この銘柄を購入する人は、ほどんど優待狙いの個人です。これを利用して毎年権利確定前に上昇し、権利確定後の権利落ちで上昇を遥かに上回るペースで株価が急落していきます。参考までに、2005年7月の権利確定前後の株価を載せていますが、権利落ち後(7/26以降)は毎日50円ずつ株価が落ちています。
日付 株価 出来高
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2005年8月4日 1,392 330,400
2005年8月3日 1,443 286,200
2005年8月2日 1,493 328,600
2005年8月1日 1,544 128,300
2005年7月29日 1,555 77,300
2005年7月28日 1,553 60,000
2005年7月27日 1,555 96,800
2005年7月26日 1,564 257,000
2005年7月25日 1,601 271,100
2005年7月22日 1,608 153,600
この株価の落ち方がかなり上手く出来ていて、1日の下落率は3~4%程度なので、株価の下落銘柄上位にはなりません。
出来高もそれほど多くありませんし、急落日の売買はほとんど取引開始から少し経った後で行われています。
ただ、人間の心理として、優待を目的に購入した人はこの株価の急落からいち早く売りたいと思うので、さらに価格は下がります。
ここからはティック・データからの推測ですが、この相場を作っている人は、
①下落率を上位にさせないために、一日の下落率を一定にしたい
②数回に分けて、投資家が設定するロスカット水準まで売りたい
③出来高を増やさないように、一回の売り高を大きくしたい
④権利落ちで売却が加速すると予想
と思っているのでしょう。
これが年2回あります。